厄介ユメオンナの備忘録

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大怪獣のあとしまつを観た

あまりの評判の悪さに、虚無映画ハンターとしての血が騒ぎ観に行った。私の虚無映画のバイブルは二ノ国であり、そういう流派のクソ映画好きだと思っていただければ幸いである。

事前知識は公式サイトに寄せられた著名人のコメントとキャラクター紹介だけ。

まだ観ぬ虚無に期待して劇場へ入った。

酷評すぎてスカスカやろと思ってたら意外と人いてびっくりした。

☆以下ネタバレあり感想☆

正直虚無のハードル上げすぎたと思った。たしかにところどころ薄寒いギャグあるしこのシーンいる?みたいなのたくさんあったけど話自体はオチを除いてはまとまってたと思う。

主人公と政府側が同時に怪獣にアプローチするクライマックスのところとか普通に手に汗握ったし、最初と最後が「御武運を」でまとまってるのとか、ミサイル撃ちながらライバルが涙流してるっぽかったのとか結構良かったと思う。本当につまらないカス虚無というほどではなかった。

なので逆に印象に残らなくて、普通に「損した」と思った。もう少し思い切り叩けるクソさを期待してた。

ネタバレ感想とか見ると政治家のシーン本当評判悪くて私も好きじゃなかったけどまぁひたすらテンポ悪いだけでツッコミどころはあんまなかったと言うか………

うーん…面白くもなければとてつもないクソでもない、とにかくパンチにかける……

実はちょっと前までカブトボーグを見てたので、そういう点でもハードル上がりすぎた。

言うて爆弾のプロブルースが出てきたあたりの突然わいた母親とか料理屋の二階堂ふみとかはカブトボーグの使い捨てヒロイン感があってややテンション上がった。

個人的にはずっとしごでき強女感出てた土屋太鳳が山田涼介を前にするとキモくなるのがいやだった。「私たち解雇だよね…」みたいな話した直後に速攻色恋の話になるのお花畑すぎない???私だったら自分が言い出しっぺのプロジェクト失敗に終わって兄の命も……てなったときに元彼の過去とか気にしてらんないわ。こういうツッコミどころがもっとたくさんあったら楽しかったと思う。

好きな俳優が出てて顔見たい以外の理由なかったら絶対見ない方がいいみたいな感じでした。