厄介ユメオンナの備忘録

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修i論がやばい2021

修士の皆様

研究は進んでおりますでしょうか?

私は研究の進捗がやばすぎて精神を病み、ここ1週間毎日時間さえあれば

などで検索しています(そんな時間があったら修論を書け)。

数々のダメ院生の先人たちが残した修論なんとかなりましたブログたち。どれを読んでもいまいち参考にならなくて「こういうのは種類が多ければ多いほどいいな。私も記録に残して若人たちに希望を与えるか」とブログを書くことを決意した。もちろんまだ修了できる保証はないので、希望を与えることになるか反面教師になるかは不明ですが……

全てが終わってから思い出して書くよりも、リアルタイムに日記のように書く方がリアルな感情が残せていいんじゃないかということで、今日から記録に残していきます。

そんなものを書いている時間があれば1文字でも修論を書け。しかし正論は時に人間を傷つけます。

また、現在の私の研究を続けるモチベーションの一つに「ダメ院生の赤裸々な生活とその顛末を伝えることで後輩に反面教師にしてもらう」という点もあるため、記録の正確性を高めるためにもリアルタイムに書いていきます。

来年の3月にはこれらの文を笑い飛ばせるようになっていますように…

自己紹介

  • 工学系学科
  • 人を対象に実験するタイプの研究
  • 行きたい業界の企業に内定承諾済 : これが修了へのプレッシャーとなり精神を病む
  • 意識がとにかく低い
  • しかしなんとか必要単位は全て取得。残すは研究のみ : ギリギリのラインすぎて中退する決心もつかず、ズルズルと辛い状態が続く一因に
  • コロナを言い訳に、研究室に足を運ばない
  • コロナを言い訳に、生活習慣が終わっている

この怪文書にたどり着いた学部生へ

あなたは以下のような点に当てはまる部分がありますか?

  • レポートは締め切りの前日に徹夜してやり、ゴミのような稚拙なものをギリギリに提出する
  • 最小限の時間で最低限の成績でとにかく単位さえ取れればいいと思っている
  • 何かタスクを一つやるととても進捗を生んだ気になってその日はだらける
  • 研究職に就きたいという気持ちがない
  • お金がもらえるのでアルバイトは学業よりはモチベがある

全て私の自己紹介ですが、一つでも当てはまる人はぜひ学部生のうちに就活をしてください。絶対に研究に向いていません。もし向いていたらお詫びに10000円あげます。

願書を出すのは確か4年生に上がるのと同じくらいのタイミング(決断は三年生のうちにするはず…うろ覚え)のため、4年生で卒研を始めて「研究、向いてねえ!もうやりたくねえ!」と思っても全てが間に合わない。願書を出してもいいですが、逃げ道を用意するために就活もやっておきましょう。絶対その方がいいです。

こんなアンチ・修士の私がなぜ院進してしまったのか?

それは以下のような甘い考えが原因です。

  1. 周りも院進するしとりあえず
  2. 就活なんて無理。院進すれば就活を先送りにできる
  3. 院進した方が就職強いし、給料もいいので

就活について

猛烈に行きたい業界があり、その業界での仕事に役に立ちそうな専攻に所属している学生にとってはこれはかなりクリティカル。これのためだけに院進してもいい(たぶん)。仕事へのモチベーションだけでなんとかやっていけると思う。こんな駄文を読まず勉強と就活頑張ってください。

そうじゃない人。行きたい業界なんて決まってないけどなんとなく有利になりそうだから脳死で院進しようとしている人。

絶対に、やめろ!

これは工学部に行ったもののプログラミングも数学も嫌いすぎてITもヤダ機械もヤダと文系就職を希望した私だけかもしれませんが、思ってたより有利になってない。同じ大学の学部生が普通に同じ企業に受かったりする。院進で得られるメリットより失う時間、金、メンタルの耐久度などなどの方が圧倒的にクソでかいので、絶対の絶対にやめよう。

なぜ進捗が終わってるのか

虚無のM1

B4の卒論テーマを発展させた研究をすれば、テーマが自ずと決まるので修士の時間をフルに研究に充てることができます。しかし私は愚かにも修士からテーマを変えようと試みたのです。

M1になるとともにコロナが流行り始め、外出自粛の空気が流れ始めました。授業もゼミもオンラインになり、こんな世の中で人を対象にした実験をするのは厳しいだろうという不安から、家にこもらざるを得ない間を文献調査にあて、新たなテーマを見つけようとしました。オンラインで実験できるテーマにしようかなとか考えていましたがプログラミングが嫌いなので無理で、結局また人相手に実験せざるを得ないテーマに着地。無。

テーマが決まり、実験で用いる機材や評価手法が決まったのはM2の頭でした。私の専攻にはM1で行う構想発表会がなく、そのような「デカ目の締切」がない私はダラダラと一年間適当に文献を読んでいるふりをしながらアルバイトをして稼いだお金をソシャゲのガチャに溶かしたりしてダメダメな生活を送っていました。

M2にもなると、コロナも落ち着ききってそろそろ大学に来ても良いみたいなムードが流れ始めます。しかし意識低いインドア系カス学生は家から出ようとしません。 どのような実験条件を用意すれば良いのかを調べているつもりで、延々と論文を流し読みしていました。その頃読んだ論文の内容は今となってはあんまり覚えていないので、完全に時間の無駄でした。

6月頃からぼちぼち実験に使う機材についての勉強や実習を始め、実験自体はやろうと思えば8月くらいからできる状態になりました。しかし肝心の実験条件が全く決まらないため、基本的には家に引きこもってゲームをしつつ、一日1時間くらいサーベイ。進捗がなさすぎてゼミの進捗報告の1週間前には精神を病み始め、報告が終わると「報告してえらい!」と謎の達成感にのまれ1週間くらい休む。

そんな生活を続けていたらついに10月、中間発表というものがやってきます。 修士が二年間もあるのになんで二年生の10月が中間やねん。あと5ヶ月弱しかないが…などと思いましたが、さすがに焦ったので、なんの根拠もないふわふわ実験条件を羅列。論理的思考のかけらもありません。 中間発表やゼミでの発表練習で実験条件に関するツッコミをくらいつつも、ガッツで乗り切りました。

中間発表というデカイベントを乗り越えた私は謎の達成感にのまれ1週間くらい休みます。

その後は実験に用いるシステムなどをなけなしの技術力でへっぽこながらも作り上げ、11月に突入。

頑張れば実験はできる状態です。結果がどうなるかはさておき。そんな矢先、教務から修了書類の締め切り日の通達メールが来ました。

11月末に論文のあらましを出しなさいということで、11月中はSwitchのゲームを徹夜でやって締め切りの前々日くらいに30分クオリティで書類を仕上げ、提出。実験は12月からやろうと思って11月中はほぼ遊びました(カスすぎる)。この時私は修論の締め切りは二月で、1月も実験ができると思って舐め腐っていました。

しかし11月最終週に気付きます。締め切りが1/14であることに。

ソシャゲのガチャで大金を溶かしたオタクは、溶かした大金のクレジット払いをどうにかするため12月最終週と1月初週にフルにバイトを入れています。

つまりバイトが終わってから1週間でデータをまとめ、論文っぽい文書を作らないといけない。それに足るだけのデータを12月だけで集めなければならない。

気づいた時には時すでに遅し。未来が見えない!そうして11月最終週から、進捗がない頃の進捗報告を控えた時期の50倍くらいの鬱に飲み込まれました。

今、その絶望的な、どん底の状態でこれを書いています。こんなものを書いている暇があったら先行研究を読み直すとかリストにまとめるとかしなさい。しかし正論は時に人を深く傷つけます。

また、この乱文を見て分かる通り、私には文章を作成する能力が全くありません。5000文字を超えるテキストなんて夢小説しか書いたことがありません。助けて!

データゼロ、締め切りまで1ヶ月のこの状態から入れる保険はあるのでしょうか?

体と学費を張って検証していきます。

とりあえず現時点で最低限若人に伝えられる教訓は以下です。私の二の舞にならないように気をつけてください。

浪費癖がある修士のオタク、気をつけろ!

推しガチャはいつ来るかわからない。金を貯めるか、年末年始にバイトを入れても困らないだけの進捗を前もって生んでおけ!年末年始は時給が高くて…稼ぎどきだ…

とにかく実験をしろ!

先行研究と被ってても良いので手を動かせ!先行研究を読んで条件を考えるのの5000000000000000倍くらい、しょーーーーもない条件でもなんでもいいからデータを取った方が間違いなく進む(あたりまえ体操)。サーベイなんてやめろ(過言)