稀代のクソゲー ドラスティックキラー
何も言わずにこの動画を見て欲しい。
いまだかつてこんなに面白い乙女ゲームのPVに出会ったことがありますか?
これが私とドラスティックキラーの出会いでした。 数ヶ月の時を経て、先日ついに購入。ソフトが家に届いた時には「この世の栄華を極めた」と思いました。
ところがどっこい、いざやってみたら良いところを挙げることの難易度がめちゃくちゃ高い、稀代のクソゲーでした。
フリーズするとか、バグが多いとか、ログやロードの機能が不便とか、そういうシステム面の不満は全くありません。全てストーリーやゲーム性といった面での不満です。
通い妻方式の作業系乙女ゲームはシナリオの積み重ねが難しいところではありますが、それにしてもここまでヒロインと男の心が近づいて行く過程を全く読み取れないのは初めて。今まで良質なシミュレーション(ときメモや金コル)にしか触れてなかった私に耐性がないだけなのか?
なんだかいつまでも初対面の時と変わらないやりとりをしていたら(やたらヒロインが馴れ馴れしい性格なので、ヒロインの態度の変化的な面であまり進展を感じられなかったのがマイナス要素すぎた)、いつのまにか両思いになってて、なんか知らんけどくっついて終わる、みたいな腑に落ちないストーリー展開をクソそのものみたいな尺配分で繰り広げられて、マジの虚無だった。
そもそも異世界設定をうまく捌ききれてなくて(クソの極みみたいな尺配分のせいで完全にポット出不完全燃焼のお荷物要素になっている)、そこがこのゲームのシナリオのクソな部分の九割を担っている。もう少しどうにかできなかったの?
という感想を、6人中4人攻略した現在思っています。あと2人、とあと真相ルートとされるお兄ちゃん。
思うに攻略順、もしかしたら模範解答を歩んでいるかも知らないので、もし私より後に何も知らずドラスティックキラーに興味を持ち、買ってしまったオタクが爆誕した時に備えて、メモを残しておこうと思ったのがこの記事の趣旨です。
以下、ネタバレ含む各ルートの感想を攻略した順に書いていきますが、ネタバレを食らったことで損なわれる感動とか全くないストーリーだしそもそもストーリーが虚無すぎてネタバレをいくら書いたところでないものはバラすことができないというか、とにかく実害はないと思います。(BADは全然見てません!やる気をくれ)
次男
見た目が好きだったのと、本質ルートから1番遠そうだったので最初に選びましたがまぁとにかくクソだった。一番のクソを最初に済ませたという点で、攻略順としてはこの上ない正解だったんだなと今になって思う(追記:このゲームは稀代のクソなのでボジョレーヌーボーのように攻略するたびにトップオブクソルートが更新されていきます。全員攻略した今、次男ルートはマシだったと思……いや…そんなことは…ないな…………)。
気弱な男と強気なヒロインという最悪な組み合わせ。いや、調理の仕方によってはいくらでも美味しくできるのだが、このゲームの製作陣にそのような力はなかったように思う。
もともと物腰柔らかい次男は、最初からヒロインを拒絶しないこともあり、およそ二ヶ月の通い妻パートをこなしてもまったくもって「初対面の時から仲良くなった」感がない。常にヒロインが「お兄さんにやられっぱなしではダメ」と説教していて、それを甘んじて受ける次男の様子が続く。中盤にはヒロインが付き合ってもないのに「もう愛想が尽きた」とか言い出す。私もこのゲームにもう愛想が尽きた。
だけどまぁ単純接触効果とか色々あるんでしょう、全くそんなそぶり感じられなかったけれどもヒロインと次男はどうやら惹かれあったらしい。
で、なんやかんやあって異世界へ。
惹かれあっていた相手が同じ異世界人だったと知るふたり。自分が王子だったから近寄ってきただけなのではと突然ウジウジし始める次男。
なんか色々あって仲直りして両思いになって付き合う(付き合ったよね?でなんか好きな名前で呼んでくれとか言われたよね?)。 そしたらなんか色々あって街が荒れたので元凶をヒロインと次男がやっつけに行った。なんか知らんけど長男が助けてくれた。 兄弟仲も解決したし次男も自主性を身につけてハッピー!みたいなオチ。
いや、なーーんにもわからない。今この文章を、プレイした記憶思い出しながら書いてて「え、こんな話だった?」って思った。通い妻パートの後の内容、なんも覚えてない。占いツクールで昔見た「私は最強○○?!」みたいな夢小説みたいな超速超展開話が繰り広げられていたような気がする。とにかく置いてきぼりだった。
1週目なので既読スキップも使わず、通い妻パートに3時間くらいかけて、そのあと突然読むだけのパート(しかも読まされる内容は虚無)が90分くらいある。耐えられん。尺の配分からしてクソゲー。
次男ルートの評価できるポイントは、次男のキャラデザくらいだわ。衝撃のクソさにビビっていろんな感想ブログを駆け巡ったら「次男ルート、退屈すぎて寝た」とか見つけて「わかる!」って言っちゃったもん。
でも私はこの時は「たまたま次男ルートの出来が強烈に悪かっただけで、他のルートは面白いかもしれない」と思っていた。ので、次の男に手をつけた。
長男
生徒会長だし、推しカプの男っぽいし、もしかしたらこいつのルートは楽しめるかもしれん! そう思って手をつけたはずだった……
通い妻パートのイベントでは相変わらず、礼儀のなってないクソみたいな口の利き方してデリカシーのかけらもないヒロインと、ヒロインを突き放す長男みたいな感じが永遠に続く。お前ら、いつ仲良くなんの????マジで心配だよ私。
そしたらなんか生徒会室のイベントでなんかヒロインが犬とか言われた。あーね!俺様男あるあるね!と飲み込もうとしたらヒロインのモノローグで「今度こそ好きって言わせてやる!」とか出てきた。
え?!?!その思考どこから出てきたの?!ヒロイン、長男がお前のこと好きだって分かってんの?!てかほんとに好きなの?!私はそこの矢印に今まで読んだ文章からあんま確証持ててないんだけど… それにほんとに長男がお前を好きだとして、好きって言われて嬉しいの?!お前いつのまにあいつのこと好きになったの?!
もう何もわからない。全部単純接触効果のせいに決まってる。 でもまぁ理由はさておき2人は両思いらしい。なんか部屋に上がっていい感じになってた。(雑すぎるだろ記憶が
そして紆余曲折を経て通い妻パートが終わり(ストーリーに紆余曲折はなかった。ラブスティールの手間とか、私の手や腕に紆余曲折があった)、読むだけの地獄の異世界パートへ。また「俺を王子だと知って近寄ってきたのか?」とウジウジし始める。次男と被ってんぞもう見たぞ!で、なんか色々あって付き合う。好きな名前で呼んでいいと言われたので上記の件を根に持って「イヌ」で登録したのに、デフォ名でしか呼ばなかった。バグですか?
色々あって王様が命のピンチに! なんかめちゃいい感じの薬草があるらしい。取りに行くぜ!(この時点でシナリオのクソ感がまろび出る
取りに行った先に全ての元凶みたいなやつがいる。なんか色々あって戦う。揉めてた兄弟も助けに来る。 色々あって敵を倒す。薬草のやの字も出てこない。 後日、元気になった王様。異世界で結婚する長男とヒロイン。
完。
クソレベルとしては次男と同等だった。この二つのクソストルートをやった私は、このゲームはクソゲーだと確信した。
だが買ってしまったゲーム。しまい込む前にコンプしたい。次はまともなルートかもしれない。そう思い私は次の男に手をかけた。
四男
1人だけ異常に服の様子がおかしい四男。が!!話が!比較的まともだった。
確かにヒロインと惹かれ合う過程は急すぎるように感じたが、親の愛を受けていなかったという理由が描写されることや、ヒロインがそれに薄々気づいていることから違和感は強くなかった(感覚が麻痺している説はある。 前にやった2ルートと違い、通い妻パートでちゃんと気持ちを伝えあっていい感じだった。まるで乙女ゲームのようだ。
現実世界でいい感じに絆を結んだ2人はその絆の力で異世界での課題を解決し、ハッピーエンド。
いいルートだった。男も可愛かったし。 でも稀代のクソゲーのなかではいいルート、に過ぎず乙女ゲーム全体では薄味のクソルートの部類に入ると思う。のでこんな感じに感想が少ない。けどドラスティックキラーをやる上で確実に癒しというかモチベの中継点というかそんな感じになるはずなので、砂漠の中のオアシス的な感じで思っててほしい。買っちゃった人は積む前に四男だけでも!元がほんの少し取れる………………はず……… 長男も次男もこれくらいやってほしかったよ…
不良
これも四男同様まともなルートだった。というか普通に推せるカップリングのエッセンス詰まってただけに要所要所がクソなのが惜しかった。
まず男が普通にかっこよくていい奴なんだよな。通い妻してて楽しい。最初はちょっと喋るだけなのに、いつのまにか2人で外出するのが当然みたいになって…と、親密になる様子も比較的(比較的!)わかりやすく作られていてよかった。中華食べに行くみたいな選択肢の会話好き
そして私が感動した、通い妻パート中盤での「友達じゃ嫌」「わかってる、お前は特別だ」みたいな会話ね?!もうこれ付き合ったよね?付き合いました!未だ嘗てないスピード感と着実さ。ヨシ!
しかしその後定期的に出てくる「付き合うなんて無理なのかな…」「気になってはいるけど…」みたいな付き合ってないアピール。え、付き合ってなかったの?!
ハズレ選択肢を選ぶことでキススチルが解放されたりとか。てかスチルの背景雑過ぎて立ち絵と通常背景の方が画面としてマシだった。こんな乙女ゲームある?これもクソゲーポイントなのよ。
でまぁ色々あって仲良くなってついには相手を部屋に上げちゃったりとかして。乙女ゲームっぽくてよかったな。 しかし自分が異世界人であることに悩むヒロイン。好きだからこそ相手に嘘をつきたくなく、真実を告げるものの信じてもらえない(それはそう)。 ここでなんかヒロインと不良男が破局したって扱いになったらしくてヒロインや他の男から「別れた」みたいなワードが飛び出る。おまえら、いつから付き合ってたの???(このルートの中でそこそこデカめのクソ要素)
そのことをきっかけにすれ違う不良とヒロイン。しかし幼馴染の顔をしてヒロインに接触し、あっさりヒロインの本音を聞き出してしまう!!!!ずるいぞ!!!!(?)
その後異世界のゴタゴタがありゴタゴタ(虚無) 異世界の人に操られた幼馴染が、異世界人に操られたまま不良と同一人物であることをカミングアウト。驚きつつも納得するヒロイン。そもそも幼馴染だし毎日学校で見てる男の顔なんだからもっと早く気づけよ。声で気付け。
で、本当は異世界人として異世界にいなきゃいけなかったヒロインが人間界にとどまり人間である幼馴染と交際するために便宜を図ってくれたのが側近男。ここで側近男の株があがる。次はお前を攻略してやるから首洗って待ってな!
優等生だった幼馴染は昔から、不良としてイキってた男としてもここ数ヶ月であらためて、ヒロインを好きになり、ヒロインもヒロインで不良男も好きだし幼馴染も好きという感じで両思いになり、ハッピーエンド! どういう文脈か忘れたけどどっかの選択肢で「私が不良男を変えてあげる!」みたいなのがあって、オチで幼馴染が「僕変わるよ」みたいなこと言っててまぁいいじゃんと思ったんだけど文脈を忘れるような文脈でそんな大事なワード出してくる時点でクソ。あと異世界人によって不本意にカミングアウトした同一人物である事実、それでいいの???ここがこのルート一番のクソポイント。個人的にはヒロインが幼馴染に「お前あの不良男なんでしょ?」って言ったら「なんで知ってるの?!」みたいな小芝居があると良かったかなと思った(それともわたしの記憶がないだけで普通に幼馴染の自我でカミングアウトしてたっけ????(疑心暗鬼 でも記憶がないふりしつつちゃっかり鏡捨てるのノリノリで手伝う(俺好みの解釈)幼馴染は良かった。
でも最終的に不良男じゃなくて幼馴染の人格(?)で落とすならもう少し幼馴染との会話欲しかったね!幼馴染との会話ほとんど全部共通のよそ行きのじゃなかった?!
推しカプカレーの味をしたうんこを食べたみたいな気持ちになった。惜しいんだよな。惜しい。もう少し何かが違ければ普通に好きなルートだった。
次はメガネを攻略すっぞ! やり次第追記
メガネ側近男(11/03追記)
世界一意味のない学園祭!!乙女ゲームでここまで!ここまで学園祭が「「「無」」」だったルートある??????????ねえ何これ本当に何????虚無??既読スキップがあの速度より遅かったらコントローラー投げてたわ。1週目にこの男選んだらあんなに長々学祭の話された後にあれなんでしょ?やってられんわ。
牢獄の鍵が普通に開くの御都合主義すぎてやばくない?あと王様がかけた魔法が普通に解けるのとか、クソゲーたる所以がここにあるよね…でもそこでまた手こずって余計に時間がかかるよりは…いいかな…(究極の二択?
しきりに「変わってない…」とかいうから実は幼馴染なのかと思ったけど特に何もなかったね?!意味わからん雑なフラグ立てるのやめろ…いやでも最後にこれ見よがしに「再び出会い」「運命」とか言ってるしこれは運命ルートなの?なんもわからん 「あなたと再会できて」っていつから?!え?!あのプロローグが初対面だよね?!再会ってほど離れてた時ある?!
このルートも話の配分おかしかったな。まずヒロイン→男の感情はどう見ても単純接触効果でどういうところが好きなのかよくわからなかったし男→ヒロインも最初から側近として割と親切だったので通常運転のままかと思ったらいつのまにか恋慕になってるしでこれは全ルート共通のクソ要素だけど今回もクソだった。まぁ見た目や声からプレイヤーにはメガネ男=側近男なのモロバレだけどヒロインは気づいてないわけで、そこでヒロインとプレイヤーの感性を乖離させるのは得策ではないというか、なんかこう「プレイヤーは気づいてるからヒロインに知らせなくても恋愛の過程演出できるやろ!」みたいななんかこう、メタ的な甘えを特に感じてめちゃくちゃ腹が立ったルートでした。甘えんな!
通い妻パートの最後でまかれた種がやっと異世界パート開始からそこそこ立って回収されてやっと双子バレしてようやく男の葛藤とか超えるべき課題みたいなものが提示されるんだけど遅すぎだしそこからプレイヤーは指くわえてクソストを読むだけだし御都合主義の話が展開されるし敵を倒す下りよくわからなかったし(吸収?浄化?なんのこと?プレイヤーを置いてけぼりにすな)
このルートでよかったのはサブキャラのセインですね(オネエ口調で話す男が好きなので…)でもなんで攻略対象の男よりスチルの背景がまともなんだよ!!そこはしっかりしろよ!オイ! まぁマジルートの一角だけあり敵のこととかちょっと匂ったしおじいさんのことも分かったし収穫はあったけどかかる時間や手間に対して収穫が極小すぎる。 王様があいつら人間界に送ってなんか足りないところに気づいてくれるといいと思ってたとか言ってて「そんな設定あったの?!」と驚いちゃったよ(言われてみれば他のルートでも言ってたかもしれない)
まぁ気づいたし改善もするしストーリーとしてはありがちなんだけどとにかく尺配分がカスで通い妻システムと相性最悪なんだよな…ところで三男の足りないところ何も思いつかん。意思疎通できるし…(ハードル低すぎ
三男の足りないところを見極めていきたいと思います。
三男(11/6追記)
側近男の好感度調整を誤ったせいでエンド見るのに3周した(地団駄
なんだこのクソシステム。
三男、足りないところ、ありまくりだった。なんだこのモラ男!三周した果てに見たのがあのモラハラなの絶望だよ。 あまりにも恋愛感情の発生が唐突。
デフォで物腰柔らかく女の子にモテている三男、最初から優しいし思わせぶりなこと言ってくる。
それでも締めるところは締めようとして定期的に手を繋ぎたいとか君が大切だとか言ってくるイベントが挟まれるんですよ。通い妻パート終わるまで、はぐらかされつつもハートがキュンキュン急接近してるんだと思って見てたよ。
ところがどっこい通い妻パート終盤怒涛のモラハラ(いや中盤のデートブッチから片鱗あったけどね?!なんかもっとやばくなってきた)。本当にヒロインのことが好きなのかわからない中で「天下もお前も手に入れる、双子には渡さん!」とか一人でキレ始める。マジで周囲の話を聞け。
異世界パートに突入してもなんか煮え切らないままモラハラが続く。そしたら突然僕たち両思いだし恋人だよね!みたいな話になった。
まだ付き合ってなかったんかーーい!!
ヒロインもうん!とか喜んじゃってるしさ〜いいの?!あんたそんな男の子と本当に好きなの?!?!顔以外取り柄ないよ今んところ…あと地位?とにかく性格ゴミクソだよ今んところ。これから挽回してくれよ。
そしたらなんか取り憑かれた王様のせいで突然取り憑かれた三男。金太郎飴シナリオの極み!もう見た! 取り憑かれたせいで三男のモラハラにはますます拍車がかかる(というか通い妻パートの時点でモラハラしてたから通い妻パートの時点で取り憑かれてると思ってたんだけど違った)。 三男、ルート入る(?)までただのまともに意思疎通できるいいやつなので通い妻して初めてモラ男であることがわかるんだけど、モラ男であることがわかってから取り憑かれるまでが短いからどこまでが三男のデフォの人格かわからなくて判断に困る。クソ尺配分クソシナリオのせいでこんなことに… でもヒロインはおもしれー女なのでモラハラの中に別人の気配を察知した。 その後もともとモラ男の三男と三男に取り付いたラスボスはなんか楽しそうに意気投合しながら国をぶち壊していく。他人から見ると三男が一人で延々と喋ってるように見えるの可哀想だからなんとかしてあげてよ! モラハラ三男が突然暴れ出した秘密を暴くためヒロインはなんでも知ってそうなおじいちゃんのところへ。おじいちゃんがぜーんぶ教えてくれる(ガバガバ!話聞いてる間に森がやられなくてよかったね。)
おじいちゃん曰く、双子は光か闇に振り切ってるから反対属性のものを吸収したがるらしい。だから側近ルートでは光だった側近男がラスボスを吸収できたってことなんかな? ヒロイン「ファルティナ、力を貸して!あなたもハーデフを救いたいでしょ!」←そうなの?!?!プレイヤーはまだ真相ルートを知らないのですが!代々封印してきたことしか知らないのですが……ヒロイン特有の直感なの?こうやって側近男ルートの時みたいに次の周回に真相を託すの、ストーリーがガバガバに見えるからやめてほしいが…
途中あだ名消えるし…(モラハラスナって名前で呼んでたのに…)。バグなのかわざとなのか教えてほしい
でもなんかラスボスを封印できて三男はあんなに国をぶち壊したのに特にお咎めなく王家としてのうのうと暮らしてヒロインと結婚するらしい。ふざけんな!
このルートで一番カッコよかったのは監禁されてるヒロイン助けに来た時のセインかな!(贔屓!(贔屓!
結局その時ヒロインと側近男が同時に心の臓痛んだのもなんでかわからんし、なんもわからなかった。
他のキャラは性格が一貫してて、直すべき部分がわかりやすく、こういう短所が治ったなとか悩みが解決したなとか読んでて一応わかったけど、このルートマジで何もわからなかった。一人じゃないってことに気づけてよかったね!みたいなオチなの?なんもわからん。そもそも他の子って兄弟できた瞬間から親の接し方がどうとか悩みがあったけど三男の場合なぜか生い立ちについて調べて真実を知って逆ギレみたいな感じじゃん?夢を見るとか言ってたけどそのせいで生い立ち調べ始めたんやろか。何もわからん。誰かわかった人いたら教えて。
長男、次男がなかなか支離滅裂でクソルートと思って進めてきたが、三男、序盤に意思疎通できてるからまともなルートだろうという予想を裏切って一番のクソルートかもしれない。 長男、次男は読み終わった後何このクソゲー!という感情の起伏が自分の中にあったが、そして四男幼馴染は思ったよりまともだった!という感想やええやん!となるようなセリフが随所にあったが、三男のルートはまさに「「「「無」」」」だったと思う。
とりあえずモラハラをやめろ。
なんで三男があんな気分屋なのかとか何も説明ないよね?あれ普通に本人の性格なの?今後もモラハラの可能性あるの??ヒロイン、やめときなよそんな男。てかまずヒロインのお料理に70点とか言っちゃう時点でカスだよね。マジでやめとけその男。
ついにここまできた。次は兄弟全員の立ち絵にメガネをつけてお兄ちゃんを攻略してやるから首洗って待っとけ!
お兄ちゃん(11/8追記)
全員の立ち絵にメガネをつけました。ちゃんとスチルまでメガネついてて面白かった。三男のメガネの色、どうにかならなかったの?他の人はちゃんとかっこよかったのに…
通い妻パート、5月までめちゃくちゃよかった。程よい距離間というか普通にかっこいいお兄ちゃんだった。6月から真相()に向けてくそシナリオへの軌道修正始まった感じがあった。
ヒロインが今回何がしたいのかマジでわからなかった。ヒロインはお兄ちゃんのことが好きって解釈で…いいんだよな?と思ったらただの財布みたいな扱いするし(照れ隠しというにはくどい…)
お兄ちゃんからヒロインはまあ家族愛の範疇かな…と思いながら見てました。 なので観覧車のスチルのとことか自室で目を閉じるスチルのところとかはまあ盛り上がった(観覧車スチル見たとき、「背景ちゃんとある!!!!」ってはしゃいでしまった)!ワンチャンあるのか?!?!ヒロインとお兄ちゃん、もしかして、両想いになったのか…?!?観覧車の後の何とも言えない距離感めちゃくちゃよかった…乙女ゲームっぽいことできるじゃねえか… と思ったのもつかの間…すべてが狂い始めた
お兄ちゃんとお母さんが鏡をくぐってから…
そんな簡単に誰でも(?)行き来できるんかい!!!てかお兄ちゃん、バリバリ全部知ってるじゃん!!!!教えろ!!!!!異世界来てから普通に割とあっさりお母さんの記憶が戻ったのも意味わからんかったしお母さんも敵を前にして「あなたには関係ないわ!ここは私に任せて」とか言い出したの意味わからんかった。関係なくないわ!教えろ!!!!
攻略制限的には真相ルートなんだろうし他のルートに比べたら全然真相に関する情報多かったけど、それでも何もわからなかった…私の読解力がないだけですか!?!?
過去回想シーンでママのお兄ちゃんが倒された後ソッコー赤ちゃんの産声SEに移行したの狂ってるとしか言いようがない。人間界に行ってパパと出会うところを見せろ!!!!!!!!!!!!!!なんもわかんないだろ!!!!!!!!!!脳内補完しろってこと?!?!?!
そもそも諸悪の根源であるラスボスと女神のいさかいの理由もよくわからんのにとりあえず揉めてる兄妹でした!みたいなことだけ言われてなんも納得いかん。
グッドエンドから見たんですけどいきなりヒロインが「人間界でパパとママが再会して…」とか言い出して困惑止まらない。再会とは!?!!?と思ってびっくりしすぎて信じられな過ぎて初めてバッドエンドも見た。バッドエンドを見て初めて「人間界にきてパパと出会ったママがなんかあって一回異世界に戻ったけど人間界に帰ってきた」くだりがあることを知った(私が読み飛ばしてただけ!!?!?)。
どのエンドから見ても違和感ないようにどのエンドでも十分に説明をしてくれ!?!??!?!(正当な要求)
お兄ちゃんだけ全部のエンドを回収したけど今の感想は「なんもわからん」に収束しています。お兄ちゃん自体は普通にかっこよかった…と思ったけど、家族愛であれ妹への重めの気持ちであれ対ヒロインの感情だと思ってたのにもしかしてこれ前世からのママへの感情が根底にあるのか…?!?!と思って何もわからなくなった。私は何のために通い妻してたんだ…世界のこと何もわからないどころかお兄ちゃんのことも何もわからなくなってしまった。
観覧車シーンの思い出以外忘れることにしよう…(プレイ後2時間経った今すでに大部分を忘れている気がするけど、攻略直後と忘れた今で持ってる情報量に差がなくて、これは一度得た情報を忘れたのかそれとも元からそんな知識を得れてないのかすらわからなくなった。忘れるって何?なにもわからない…助けて!
総括:ドラスティックキラーのどこがこんなに強烈にクソゲーの印象を植え付けてきたのか
結論から言うと起承転結の配分がカスだったの一言に尽きます。 普通のゲームが「起承承転承転転結」みたいな感じだとしたらこのゲームは「起無無無無無無無無無無無承転結」って感じの尺配分でした。許せない。
起承転結という簡単な単語に思い当たらなかった過去のわたしが必死にパッションのままに書いた長文も載せておきます。少しでも辛さが伝われば………
乙女ゲームのルートには、いわゆる課題がある。 部活ものなら大会で優勝する、ファンタジーやバトルものなら世界を守る、そのために悪を倒す、などなどの大きな課題だ。これは、ルートを通してヒロインたちが頑張って(その頑張りの部分がシナリオの軸になるみたいなところがあるよね)、どの男を攻略しても、大抵なんとなくうまくいく(中には真相ルートなどという、この大課題を他のルートよりしっかり抜本的に劇的に華麗に解決するルートを用意するゲームもあるけども)。 それとは別に、攻略対象の男特有の小課題みたいなものがありがちなように思う。例えば、何かが猛烈に苦手な男がヒロインとの恋を原動力にそれを克服するとか、性格の捻じ曲がった男がやや素直になるとか色々諸々だ。
一般的なゲームは、 大課題について知る(入部するとか、王様に魔王討伐を頼まれるとか)→課題解決に向けてアクションを起こす(大会に向けて練習を重ねる、仲間を増やしながら魔王の城に向かって冒険を進めるとか)→課題解決(大会で勝つ、魔王を倒す) という流れがあり、その「アクション」の部分でヒロインの選択肢によって男との絆を深めたり練習・冒険の上手くいき具合を調節し、エンドで課題に取り組み、グッドエンドでは勝てる、バッドエンドだと負けるみたいな分岐をたどる。 課題解決に向けたアクションの過程で、男との関係性も深まっていき、それで男特有の小課題も解決の種が蒔かれていくわけだ。
そういった乙女ゲームシナリオのセオリーに則って、ドラスティックキラーにも大課題と小課題がある。 大課題というのは冒頭でも触れた異世界ネタである。異世界を守る!という大課題にヒロインは巻き込まれていくことになり、物語はちゃんとヒロインが大課題(の尻尾くらいか?)を知ることから始まる。順調な滑り出し!
しかし!順調なのは滑り出しだけなのだ。
ヒロインが大課題に向けてアクションをする期間がプレイヤーが操作する期間、すなわちこのゲームで言う通い妻パートであるべきだ。 しかし実際はどうだ? 通い妻パートで異世界についてわかったことが何個あるだろうか?永遠に、何もわからないで同じような場所をうろついてちょっとだけ異世界の人(攻略対象にはあんまりかすらない)の人間関係を垣間見て終わる。 どんなに頑張っても1時間ほどかかる通い妻パートの間、異世界についてほとんど何もわからないまま、読むのに90分くらいかかる異世界パートに突入する。物語の後半に怒涛の異世界の事情暴露があり、乙女ゲームとして恋愛の盛り上がりのようなものもあり、大課題へのアクションと解決(爆速駆け足)があり、もうこの世の終わりである。だって1時間かかる通い妻ルート、丸っといらなくない?90分の異世界パートを引き延ばしてそこにちょっと選択肢入れてくれたらゲームになっちゃうよ。
そんなわけで尺配分がとてつもなくクソなのだ。1周目の次男ルート、異世界パート入ってから異世界の王子四人組(攻略対象男たちの真の姿)がイチから紹介されたの見てまさか?!と思って絶望したもんね。なんのためにちまちま異世界に足繁く通ってたんだよ。王子たちと異世界でもそこそこ仲良くなっとけよ。 そして2周目の長男ルートでもその流れが変わってなくて二度目の絶望をしたよね。
小課題についても同様だ。そもそも異世界の王子であることを知るのが通い妻パート終わった後なんだからクソ確定の尺配分である。男の小課題、兄弟とうまくいってないとか親とうまくいってないとか、異世界の王位継承がどうとか色々ある。 親は異世界にしか出てこないし、異世界の王位も異世界パートにならないと掘り下げようがない。つまり、小課題についても通い妻パートではなんの進捗もないのである(課題の匂わせがあればいい方。最悪なルートだと通い妻終わって初めて課題が発生するみたいな唐突さがある)。ヒロインが事情(異世界のこと)も知らずに単なる兄弟不仲と勘違いしてデリカシーなく説教し続け、男が「お前に何がわかる」とか言ったりしてうだうだし続けて通い妻パートが終わる。
虚無やんけ。
通い妻パート、いらんやんけ!!!!!!!!(結論)
恋愛や男特有の小課題の面で見ても、通い妻パートで発芽率極小の種を蒔き続け蒔き続け、ようやく芽が出た異世界パートで次の瞬間花が咲くのを通り越して枯れて次の種が出来てるレベルなのだ。なんだこの尺配分。急すぎんだよ。
通い妻パートで異世界で別人同士として接触して人間界と二重に惹かれていく感じにすれば、それが統合した異世界パートで多少急展開でも受け入れられただろう。 しかし実際はどうだ?異世界人としてどころか、通い妻している現実の人間同士としての関係性の深まりもよく読み取れない。単純接触効果万歳!
異世界人でないただの人間の幼馴染の方が二重に惹かれていく(いや片面結構雑だったけどね?!この片面の雑さ(A面が気になってて、B面もなんかA面と似てるからなし崩し的に気になるみたいな感じ)にドラスティックキラーのシナリオのクソなところでてるよね)ストーリーになってるの謎すぎるでしょ。異世界設定全然扱えてないじゃん?!
通い妻しかゲーム部分ないのにそこが1番いらないと思わせるゲーム、何????あとPVで言ってた微エロ要素が全然ないのも気になった。全裸の絵がスクロールするだけで微エロ??エロという言葉に謝って欲しい 稀代のPV詐欺よ。キラー要素も特に…ありませんでした!
いかがでしたか?
おわりに
これを最後まで読めるくらいクソ文耐性あって我こそはと思うクソゲーハンターでまだこのゲームをやってない人がいたら是非どうぞ! https://www.amazon.co.jp/dp/B0018TPJ0I/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_c_qsbQFb5V9T08W